現在刈谷市では、保護者が仕事などにより昼間家庭にいない小学校低学年の児童に対して、放課後の健全な生活の場・遊びの場を提供することを目的として、「放課後児童健全育成事業」(いわゆる学童保育)を行っています。
1つの小学校の学区に1箇所の学童保育を整備することを目標に整備が進められ、今では15の小学校の学区全てに学童保育が整備されています。
学童保育が始まった当初はまだ児童館の中だけでしか行われておらず、「児童館のサービスの一環」といった位置づけであったように思います。しかし、今では児童館以外に学校の空き教室を利用したり、南部生涯学習センター『たんぽぽ』など複合施設の中に設置されたり、恩田にある『かりがね児童クラブ』のように単独施設として設置されたりとその施設のあり方は様々ですが、15の施設で666人の児童が利用をしています。
平日は放課後~夕方6時まで、夏休みや冬休みなどの長期の休み期間中は、朝8時30分~夕方6時まで開設されており、小学校1年生から3年生までの登録した子供達全てが無料で保育してもらえます。
当初の目標であった「全ての小学校の学区に設置をする」ということが達成をした今、受益者負担の考え方から平成16年4月より1ヶ月3000円の費用負担を求めたい、との報告が12月議会においてなされました。月額3000円という金額は、学童保育に掛かる経常経費(保育士の賃金など)から国の補助金を引いた残りの額を、刈谷市と保護者がづつ負担するということです。
他市の例ですと、 |
無料としている市・・・・・・・・・碧南、知立
月額5000円徴収している市・・・安城、岡崎、豊田、西尾
月額5500円徴収している市・・・高浜 |
など、一定の負担を求めている市が比較的多くあります。
また、同じように親が仕事などで昼間保育することが出来ずに預けている保育園の場合、所得に応じて最高月額47000円の保育料を負担している家庭もあり、保育園と学童保育の目的が同じであるにも拘わらず、学童保育だけが無料であることは公平性に欠けるとの意見もあります。
しかし一方で、社会への男女の共同参画が求められている今日、子育て世代のお母さん方が安心して働くことのできるしくみの一つとして、あくまで無料でサービスを行うべきだという意見もあります。
そして、このテーマについては来年の3月議会予算案の中で議論することになります。
そこで質問です・・・
『学童保育の有料化』に 賛成ですか それとも 反対ですか
その他サービスの内容(保育時間や対象の学年)、有料の場合の料金などについてもご意見をお寄せ下さい。
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