コロンブスが偉大なのは、アメリカ大陸を発見したから偉大なのではありません。アメリカ大陸があるのかないのかわからないのに大西洋に船出したから偉大なのだと思います。答えのあることが判っている問題を一生懸命することは勤勉であります。チャレンジとは答えがあるのかないのかわからない問題に向かって挑戦することだと思います。 |
“挑戦しなければ見えてこない”
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この言葉を強くかみしめながら、「明るい豊かなまち刈谷」をめざして若者らしく・一生懸命頑張りますので、ご支援とご鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 |
今までのレポートはここです |
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平成16年2月18日(水)~3月23日(火)までの会期で刈谷市議会3月定例会が開催されました。その中で審議された平成16年度当初予算は、一般会計で前年度に比べ13.6%の伸びという積極型の予算になっています。但しこの中には、平成7・8年度に借り入れた減税補てん債の借り換えが約31億円ほど含まれていますので、これを差し引いた実質的な伸びは約6.5%となります。これは歳入の根幹をなす市税が前年度と比較して約4.6%増を見込んでいることによるものです。 これまで同様、『子育て支援』『災害対策』『環境対策』に力を入れると共に、新たに『安全な暮らしを確保するための防犯対策』を重点施策と位置づけているのが特徴です。 今回のコロンブスレポートでは、これらの予算の中から皆様の身近な事業、神谷まさひろが特に力を入れている事業について、私の考えも含めながらできるだけ判り易く解説して行きます。 |
神明町にある青葉福祉センターの中には『子育て支援センター』が設置され、育児相談や育児情報の提供が行われています。多くのお母さん達に利用して頂いていますが、この度市内2箇所目のセンターが設置されることになりました。 場所は半城土町にあるJAあいち中央の支店跡地です。現在JAあいち中央では支店の統廃合を進めており、その跡地についての有効活用を私ども自民クラブとしても平成16年度の予算編成の中で要望していました。 今年度用地購入と施設改修を行った上で、平成17年4月にはオープンの予定です。 |
何らかの緊急な用事で、預かり保育を希望する保護者のニーズに応えるために東刈谷幼稚園で今年度試行的に実施します。午後4時までで、夏休み等の長期休業の平日も午前9時から午後4時まで行います。利用者負担金は一日400円、半日以内では200円です。今年度はあくまで、実施状況調査のため1園だけでの実施ですが、利用状況によっては来年度以降も拡充するそうです。 しかし既に実施している豊田市の場合を聞くと、スタート当初は活況であったが、今ではニーズが余りないとのことでした。理由は、子どもが一人でいることを(預かりを)嫌がるから・・・・ということでした。 |
刈谷市では平成14年から全ての小中学校で少人数授業を実施しています。当初は県費に よる教員だけの採用でしたが、平成15年からは更に充実するために市独自の加配教員を採用していました。これを平成16年は更に増員します。予算は約4000万円です(昨年は 約2900万円) これにより、小学校では1年生から6年生までの算数と1年生・2年生のかきかたが全て少人数授業となるほか、理科についても少人数授業となる学校もあります。また、中学校では英語・数学を中心にそれぞれの学校の判断で少人数授業が行われます。 また、平成16年度からは県教育委員会の決定により、小学校1年生が現在の1クラス40人学級から35人学級となります。こちらは県の負担により教員が配属されるので予算的には問題がないのですが、教室のやりくりに頭を悩ます学校も出てきます。たとえば今回文教委員会での答弁の中で判ったのですが、余裕教室の少ない学校では、体育の授業で外に出ていったクラスの教室を使って他のクラスが少人数授業を行っているという例もあるようです。ハード面の整備も同時に行ってゆくことが必要です。 |
昭和48年に建設された築地町にあります第二学校給食センター、現在1日に約6300食のおかずを調理していますが、建物の老朽化が進んでいます。そこで平成20年を目標に新たな場所での立て替えに向けて基本計画を策定して行きます。平成16年度の予算は約290万円です。 私も平成14年の6月議会一般質問において早期の立て替えと、新たな施設においては専門性が発揮できる民間への調理業務委託を要望しました。 新たなセンターが完成して、移転した跡地について教育委員会は「かりがね小学校の隣地であるので、小学校の敷地として活用したい」との見解を示しています。現在かりがね小学校は教室不足や運動場が狭い状態にあります。であるならば、第二学校給食センターの建て替え時期をなにも平成20年とすることなく、前倒しして少しでも早く実施すべきであると思います。うです。ハード面の整備も同時に行ってゆくことが必要です。 |
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現在は『可燃ごみ』として処理されている『紙製容器包装ごみ』が10月より分別収集となります。可燃ごみ袋=グリーン、プラスチック製容器包装ごみ袋=ピンクとは違う色の袋 が作られ、月に1回または2回(現在検討中)不燃物ステーションでの回収となります。 プラスチック製容器包装ごみの分別収集が始まった当初も月2回の回収でした。市民の皆様から「かさばり臭いもするので収集回数を増やして欲しい」との声が挙がり、その後毎週集めることに変更しただけに、今回も「月に2回の収集で本当に良いのか」といった疑問もありますが、「昨年元刈谷地区でモデル的に実施した実績から判断して収集回数を決めた」とのことでした。 |
平成16年度から平成18年度の3か年で整備し、総事業費は約50億円です。 平成19年4月にはオープンの予定です。
◎現在既に工事が行われています『多目的グランドの改修』により、スタンドが1128席から約2600席に増えます。 |
平成15年度から工事が始まっていますので、既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、「総合運動公園」から「桜づつみ」へ橋が架けられています。平成15年度から17年度までの3年間の事業で、逢妻川緑地の整備をするものです。更に将来は、その北側に総合運動公園の駐車場を整備して欲しいという意見も本会議においてありました。 |
亀城公園と野田公園に「災害用トイレ」10基、「災害対応かまどベンチ」2基をそれぞれ設置します。総額1100万円で平成17年度以降も順次他の公園に設置する意向です。 |
◇トイレは地中に埋設して下水道につなぐ。普段はマンホールのふたを被せておき、使用するときにふたを外し便器を取り付け周囲を囲って使用する。 | |
◇かまどベンチは鉄筋コンクリート製で、ベンチの背もたれの部分を取り外すとかまどとして利用できる。 |
現在刈谷市にある市民墓園は青山町にある「青山墓園=592区画」の一箇所だけです。多くの市民の皆様から「新たな市民墓園整備」の要望を耳にしています。毎年提出する予算要望の中でも、私ども自民クラブを始め全ての会派が「新たな市民墓園 整備」を要望しているのではないかと思われます。これまでに本会議等でも具体的な候補地が挙げられながら議論してきましたが、なかなか実現には至りませんでした。 今回整備が予定されている場所は、青山斎園の南、恩田川と新幹線に挟まれた約2000㎡の区域です。平成16年度は用地取得と測量・実施設計を予定しており、約200区画が整備される予定です。 私は「ここの場所でもし整備できなければ、刈谷市内どこの場所においても市民墓園は造れない」と考え、この場所への整備については賛成の立場です。但し、樹木による周辺の整備等、地元の理解がきちんと得られるような対策が不可欠であるとも思っています。 |
かねてよりこのコロンブスレポートや街頭演説でもお知らせし、議会でもその早期着工を訴えていましたアピタ前にありますJRの踏切拡幅工事が始まります。ガス管の移設工事を行った後、平成16年10月頃~平成17年7月頃まで踏切の通行止めをしますので、車両は通行できなくなります。但し、歩行者・自転車については仮設の踏切にて通行することができます。平成17年12月末には全て完成の予定で、歩道と車道を分離して倍の幅に拡幅します。 予算総額は約3億3300万円で、JRに工事の委託をします。建設水道委員会の中で「この金額が適正かどうか(高くないか)?」といった趣旨の質問がありました。それに対する市当局の答弁は「東海道本線であるので、毎日深夜の1時間程度しか工事をすることができない。それでどうしても割高になってしまう」というものでした。 それで通行止めの期間も長くなってしまうのか・・・・と納得しました。 通行止めの期間中大勢の方にご迷惑をおかけしますが、少しでも安全な『歩車分離の踏切』のためにご理解ご協力をよろしくお願いします(*^_^*) |
一ツ木駅西側の名鉄踏切は平成15年度に、歩車道分離の工事が行われました。平成16年度はその工事に続いて、駅前広場を整備するための用地費・物件補償費として約1億6300万円が計上されています。 |
昭和28年に建てられた市営中山住宅が建て替えられます。平成16年度と17年度 の2か年で、総事業費約7億3000万円です。鉄筋コンクリート造りの7階(一部5階)建てで、47戸(そのうち高齢者向け7戸・身障者向け1戸)が建設されます。 私の所によく頂く声として「市営住宅になんとか入居できないか」というものがあります。現在刈谷市の市営住宅への空きや入居者募集は市民だよりで募集して抽選により行われるものと、毎月15日頃に建築課に電話をして「来月の空きはないか?」と確認の上、一日の日に建築課に申し込みをされた先着順で決定しているものの二通りがあります。但し、先着順といっても受付時間前に数人の方が窓口に並んでいる場合は、その方の中で1番を決める抽選となります。 従ってどの住宅への入居も公明正大・公平に決められるので、困っておられる状況を聞くと「なんとかしてさしあげたい!」という気持ちになり、建築課に掛け合ってみるのですが、大きな壁の前で跳ね返されてしまうことがよくあります。 「ルールに沿って公平に」・・・・確かに行政にとって最も大切なことです。しかし「本当に困っている、社会的に弱い立場にある方に対して光を当てることが政治の使命ではないのか」そう自問自答しながら無力感を感ずる最も辛い瞬間です・・・・。 |
脳梗塞やくも膜下出血などを早期に発見し、早期の治療につなげるための脳ドック検診を受けるには1回31500円掛かります。このうち21500円を刈谷市が負担をして、個人負担一人10000円で受けていただくことができます。平成16年度は対象を200人として、約4300万円の予算が計上されています。更に国民健康保険加入者の場合には、国保の方からも7500円の負担がありますので、2500円の本人負担だけで受診可能となります。 長島さんの例もありますので、早期の発見が大切です! |
どこの道路のことか判りづらいですよね。刈谷駅南口から住吉町のスクランブル交差点を通って高須町方面に向かう道路のことです。現在この道路は歩道が1.5m幅しかなく、しかもその中に電柱があったりしますので、非常に通りづらい道路となっていました。 今回、平成16年度~18年度の3か年の予定で、幅員20m(うち歩道部分は片側4m+1.5mの植樹帯もあり)、電線類も地中化された道路として整備します。平成16年度は調査・設計委託と用地購入、物件補償費としての予算約2億2700万円が計上されています。 |
一昨年提出された『碧海5市合併協議会設置の請願』は碧南市議会の否決により実現することなく、また昨年12月議会に提出された『碧海5市の合併に先行する3市の任意合併協議会設置に関する陳情』は趣旨採択となり、合併協議会の設置は見送られる結果となってしまいました。しかし平成15年度は350万円、平成16年度にも引き続き500万円の予算で刈谷市としての調査研究を行っています。 合併した際の、市民や企業にとっての様々なメリットやデメリットを整理したり、政策の効果を展望して市民に情報発信して行くとのことです。 同じ趣旨の予算が、安城市にも300万円、知立市にも350万円計上されているとのことですが、高浜市・碧南市については計上されていないようです。残念ながらこの問題に関する各市の温度差を感じます。 |
予算要望の際、私ども自民クラブで要望していました『重度重複障害者の通所施設整備』に向けて動き始めました。この施設は重度重複障害者の運動機能の維持・向上と家族の介護負担を軽減するために建設するもので、この4月にオープンした知的障害者の通所授産施設「つくし作業所」と同じように、公設民営(刈谷市が設置して管理運営を民間に委託)で行うか、民設民営(設置・管理運営共に民間の社会福祉法人が行い、刈谷市はそれに対して補助金等の支援をする)で行うべきであると私は思っています。 |
このグラフは何を表していると思いますか? 刈谷市における刑法犯の認知件数です。残念ながら刈谷市内でもここ数年犯罪が急速に増加し、平成15年から平成16年を比較してもなんと38%も増加しています。特に多いのが「車上ねらい」次に「自転車盗」となっています。 ところで、「どろぼう撃退4か条」って知っていますか? 「時間」「光」「音」「目」の4つがどろぼうの嫌がる要件だそうです。「目」については「自分たちのまちは自分たちで守る」の合い言葉の下、現在14地区に約500名の隊員で結成されています『地域安全パトロール隊』の皆様の力が大きな威力となります。 そして刈谷市としては「光」の部分を充実するために、防犯灯・水銀灯を積極的に設置して行きます。現在刈谷市内の防犯灯は6650基、その防犯灯より8倍も明るい水銀灯は500基設置されていますが、今後防犯灯については毎年500基、水銀灯は毎年170基の設置を目標とした予算計上をしています。 第6次総合計画では、「平成24年までに防犯灯の数を8500基にする」との目標を掲げていましたが、このペースですとかなり前倒しされ平成19年には達成できそうです。 |
成人の日の1月12日、私はNHKで『青春チャレンジ 2004』という番組を見ました。 私達の時代には『青年の主張コンクール』と呼ばれていたものです。 そこでは新成人となる若者が、自分のいきざまや志を堂々と語っていました。「何事であれ 1つのことにひたむきに打ち込んでいる姿は美しく、人の心を打つ」そんな印象を受け、話の 内容に感動しながら聞いていました。また、彼らが原稿を持たずにきちんと前を向いて自分の言葉で訴えていたことにも感心をしました。 「彼らに負けてたまるか!」 そんな気持ちで、今回の3月議会質問質疑は壇上に原稿を持たずに登壇しました。そして、日頃皆様から頂いてる声や、街頭演説などで訴えていることを自分の言葉で語りました。 |
もちろん一般質問はその「かたち」では なく「内容」が大切であると思っています が、原稿をただ棒読みするより訴えたい事 への情熱が市当局にも伝わるのではないか と確信しています。 内容としては・・・・ |
提案したことが早速実施の方向になり、4月1日号の市民だよりに募集要項が掲載されています。 |
提案したことの実現は、刈谷市としては難しそうです。「養護学校に通って行くのにバスで80~90分かかる」という答弁の時には、多くの議員から驚きの声があがりました。当事者であるご父兄からは「現状を多くの議員に知って頂けただけでもよかった」とのメールを後日もらいましたが、厳しい現状が改善できずに非常に申し訳ない気持ちです。 |
今私のホームページでは『日本の借金時計』が動いています。これはサンデープロジェクトなどのテレビでも活躍をしています経済評論家の財部誠一氏の発案によるものを、財部氏のお許しを頂いて掲載しているものです。 |
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国及び地方の長期債務残高 (単位:兆円)
数字はすべて兆円を単位とした、とてもおおざっぱなものですが、借金時計の考え方を説明するにはつごうの良い資料です。一番下の(「国と地方合計」)の数字を見てください。これが国と地方をあわせた長期債務の合計金額です。平成14年度末に657兆円だった長期債務が、 平成15年度末にはなんと686兆円にまで膨れあがっていくことがわかります。 |
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1年間で29兆円、日本の借金が増えるということです。 つまり平成14年3月31日を借金時計の起点とし、そこに657兆円の数字をインプットします。 そして一年後の平成15年3月31日には借金時計のカウンターが686兆円になるように時計の スピードを調整したのです。
こうして算出されたスピードにあわせて時計 のカウンターが動くようにプログラムすれば、借金時計のできあがりというわけです。 |
ホームページをご覧頂ければ判ると思いますが、驚くほどの速さでカウンターの数字が増えて行きます。この数字はそのまま我々の子ども達への負担を意味しています。国の財政を立て直す第一歩はやはり意識改革です。税金の無駄遣いに対してもっともっと激しい監視の目を私 たち国民一人ひとりが持つこと、言い換えれば日本人一人ひとりが「納税者」として政治に関心をもっと持たなければいけない・・・・そんな思いを込めてホームページに載せてあります。 機会があればぜひ一度ご覧になってください。 |