コロンブスが偉大なのは、アメリカ大陸を発見したから偉大なのではありません。
アメリカ大陸があるのかないのかわからないのに大西洋に船出したから偉大なのだと思います。
答えのあることが判っている問題を一生懸命することは勤勉であります。
チャレンジとは答えがあるのかないのかわからない問題に向かって挑戦することだと思います。
この言葉を強くかみしめながら、「明るい豊かなまち刈谷」をめざして若者らしく・一生懸命頑張りますので、ご支援とご鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
すっかり冬の気候となりました。寒くてつらいことも多々ありますが、朝晩の凍てつくような空気を吸うたびに、「気持ちを引き締めていかなくては」と厳粛な気持ちにもなります。さて12月議会では「JR刈谷駅ホームの混雑」、「港町交差点の渋滞」など私たちにも身近な問題が取り上げられました。みなさんが刈谷市の問題を他人事ではなく自分の問題として考えるきっかけに、本誌がなれれば幸いです。
編集長 榊原直木
今年は激動の年と言ってよいでしょう。数々の功績を残した小泉政権に代わって安倍政権が誕生し、私たち国民は[美しい国 日本]に大きな期待と同時に一抹の不安を感じています。北朝鮮の核実験・拉致問題、国内では[いじめ]の問題、家庭内暴力、更に官製談合・裏金問題等、暗いニュースが続出しましたが、悠仁親王殿下のお誕生、王JAPANのWBCでの優勝、あの混迷の中アラブ地区初のドーハアジア大会の開催等、明るいニュースも飛び込んできて、暗い中にも光明が見えてきたことは喜ばしい事であると思います。我が国の景気が[いざなぎ]以上の好況と発表されていますが、一般市民としては好況感を実感できません。それは、高齢者の先行き不安感、年金の不安、医療・教育行政の不安、リストラ問題が山積みされているからです。この不安を取り除く舵取りこそ政治家の使命であり、手腕に掛かっているのだと思います。そして立派な政治家を育てるためには安定政権が必要だと思います。
来年は選挙の年です。激戦が予想されている知事選挙が先ずは大切で、その後の県議選、市長選、そして私たち最大の目標である市議選には、まさひろさんがホップ・ステップ・ジャンプと前回以上の成績で三選を果たし、更なる飛躍をするよう全力で応援して参りたいと存じます。 後援会の皆様にはより一層のご支援を頂きますようお願い申し上げると共に、来年が皆様に取りまして最良の年になりますよう祈念申し上げご挨拶と致します。
12月5日(火)~21日(木)まで、17日間の会期で刈谷市議会12月定例会が開催されました。今回は13名の議員が一般質問(私は抽選の結果今回トップバッターで約1時間行いました)に登壇し、25の議案が審議されました。今回のコロンブスレポートでは、その中で話し合われた『議案』や『一般質問』『委員会での議論』の中から、いくつかの項目について判りやすく解説して行きます。
平成21年4月の開園を目指して、税務署跡地への移転が計画されています[あおば保育園]は、指定管理者制度を使って公設民営(刈谷市立ではあるけれど、その管理運営は民間の事業者)で行うことになりました。昨年開園した[おがきえ保育園]において同じ方式で大変良い成果が出ていますが、今回の場合は[おがきえ保育園]の様な新設ではなくて移転です。したがって、4月1日から新しい建物・見慣れない新しい先生に突然代わってしまうことで、園児は動揺してしまうのではないかと思われます。そこで半年ほど前から指定管理者の保育士が既存の[あおば保育園]に入って、いわば慣らし運転のような形でスムーズな引き継ぎが出来るようにするとのことです。
ひとり親家庭などで、保育園に通っている子供さんが病気に罹った時、「保育園は休ませなければならないけれど、自分自身が1週間近くも仕事を休むわけにはゆかない・・・」といったことがあります。そういった場合に行政として支援する制度に[病児・病後児保育]があります。この制度は、病気の子供や病気が治りかけた子供を医療機関等で保育するもので、平成19年度中に市内で1箇所だけですが、医療機関に委託をして開設するとのことです。具体的な場所についてはまだ示されていません。
朝のラッシュ時間帯、JR刈谷駅ホームは大勢の人で混雑し、「線路に落ちてしまわないか」と心配になるほど危険な状態です。エスカレーターが設置されたことにより混雑しているようですが、どうやらその理由だけでなく、実際に乗降客数も増えているようです。平成13年度には1日あたり41,808人であった乗降客数が平成17年度には48,632人と、この4年間で16.3%も増加しているのです。 そこでこれまでにJRでは、次のような安全対策を行ってきました。
しかし、これらは根本的な解決策ではありません。そこで、ホームの東側(安城側)に階段や改札口を作るなどの検討をしているところです。現在計画されています『刈谷駅北口アーバンフェイス事業』と併せて、駅全体が整備できることが望ましいと思います。
平成21年に刈谷駅南口再開発地区内に完成します生涯学習施設と駐車場について、170億円で都市再生機構から譲渡を受ける契約の議案が可決しました。この事業は再開発という手法により、新たに建設される建物の床(保留床)を購入するものです。[生涯学習施設+駐車場]は総額で201億円(土地55億円、建物146億円)掛かるのですが、刈谷市が持っている土地という従前資産は31億円あり、その分については権利床という形で取得しますので、残りの保留床を170億円で購入するというわけです。
公共施設 |
公共駐車場 |
この内、生涯学習センターと市民ホールの生涯学習施設だけでは128億円、坪単価に直しますと186万円ということになります。この単価が安いのか高いのか難しいところですが、知立市にありますパティオが坪単価190万円とのことでしたので、そのことから判断するしかないのかなとも思います。
東浦のイオンに向かう時に通る平成大橋は、平成7年に4車線の道路として供用開始しましたが、港町交差点付近で2車線に縮小してしまうため朝夕のラッシュ時には大渋滞していました。しかしこの度、地権者との話もまとまり、来年の4月供用開始に向けて4車線化の工事が進められます。具体的には、西(東浦方面)から港町交差点へ来る車線が1車線少なく渋滞していましたので、水路を付け替えて1車線増やします。併せて交差点東側も中央分離帯を移動して1車線増やします。また、南(小垣江方面)から港町交差点へ来る車線が左折する車の影響で混雑していましたので、ここは1車線増やして左折専用車線をつくります。
昭和町交差点は、桜町から知立方面に走ってゆくと、[直進+左折][右折]の2車線です。その結果、左折をしたところの横断歩道に歩行者がいると直進する車まで通行することが出来なくなってしまいます。そこで、道路を全体に南側にずらして[左折][直進][右折]の3車線とします。
●キリンの親子が目印の交差点です。
地方自治法の一部改正により、平成19年4月1日から「助役」の呼び名が「副市長」に変わります。また、「収入役」についてはこれまで特別職であったものが一般職としての「会計管理者」となります。但し、現在の収入役の任期まではそのままです。任期が平成20年6月ですので遅くともそれ以降には「会計管理者」となります。
平成16年12月にオープンしましたハイウェイオアシスは、初年度1年間に約440万人の来場者がありました。そして2年目の今年度につきましても、11月までで既に580万人を超える来場者になっています。そして現在、このハイウェイオアシスの北西側に岩ケ池公園の第2期整備が進められています。この計画はいわば[遊園地構想]といったイメージのもので、12月議会におきましても、[メリーゴーランド][ゴーカートコース][バッテリーカー場][レール走行式乗物][大型複合遊具]などを整備するための補正予算が可決されました。
また、このハイウェイオアシスから直接高速道路に接続する『スマートインターチェンジ』についての議論が建設水道委員会においてありましたが、刈谷市としては『スマートインターチェンジ』設置の必要性と可能性はないとの答弁でした。やや残念!
●工事が進む北舎の立て替え
昭和56年以前に建設された建物59棟の内、建て替えあるいは補強工事が必要であった建物は38棟ありました。それらの耐震補強工事は、平成18年度末までに小学校で92.3%、中学校で81.8%、幼稚園では100%終了します。残りは平成19年度予算において、小学校2棟、中学校1棟の補強工事と、平成18年度からの継続事業となっています東中学校北舎の立て替えで全て終了する予定です。
これまで無料で聴講することの出来た『市民大学講座』が、平成17年度から1期(2講座)に付き1000円の有料になりました。2年目となる本年度、どの位の受講者があったかを調べてみますと・・・
無料で行われていた頃に比べて、確かに受講者数は減少していますが、この結果からは[曜日の設定]がかなり重要な要素になるのではないかと思います。
先日、街頭演説で[条例]の話をしていたら、通りかかった方より「条例って何ですか?」と質問を受けました。議会の中では当たり前のように使っているのですが、改めて聞かれると・・・。 そこで行政用語豆知識です!
議会の中では当たり前に使っている言葉でも、市民にとっては馴染みの薄い言葉はこれ以外にも幾つかあるのだと思います。こういったことも含めて、議会・行政側の視点ではなく生活者の視点をいつまでも忘れずにしなければと改めて感じました。