コロンブスが偉大なのは、アメリカ大陸を発見したから偉大なのではありません。
アメリカ大陸があるのかないのかわからないのに大西洋に船出したから偉大なのだと思います。
答えのあることが判っている問題を一生懸命することは勤勉であります。
チャレンジとは答えがあるのかないのかわからない問題に向かって挑戦することだと思います。
この言葉を強くかみしめながら、「明るい豊かなまち刈谷」をめざして若者らしく・一生懸命頑張りますので、ご支援とご鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
今年も残りあとわずかとなりました。毎年年末になると「もう1年経ってしまったのか!?」と驚くばかりです。みなさんにとって2008年はどんな1年でしたか?僕は今年は毎日忙しかったけれど充実していた1年でした。朝晩冷え込む日が続きます。来年も健康に過ごせるようにお身体には気をつけてお過ごしください。来年も「コロンブスレポート」をよろしくお願いします。
編集長 榊原直木
12月3日(水)~19日(金)まで、17日間の会期で刈谷市議会12月定例会が開催されました。今回は13名の議員が一般質問に登壇し、17の議案が審議されました。今回のコロンブスレポートでは、その中で話し合われた『議案』や『一般質問』『委員会での議論』の中から、いくつかの項目について判りやすく解説して行きます。
社会福祉法人などの団体に対する寄付をした場合、その金額の約6%分の市民税が控除されます。刈谷市内で対象となる法人・施設は、ひかりの家・こぐま保育園・社会福祉協議会・福祉事業団・洲原ほーむ・ペガサス・シルバーピアかりや・シルバー人材センター・都市再生機構・愛知教育大学です。
契約先 サンエイ株式会社
契約金額 5億7,435万円
落札率 86.94%
請負率 82.59%
鉄筋コンクリート造り3階建てで、19の普通教室のほか、2つの理科室、図工室、音楽室を建設します。平成21年3月から工事を始め、平成22年4月から新しい校舎で勉強できます。
子育て支援の一環として、私もマニフェストの中で約束していた事柄の1つです。但し、もう少し正確に書きますと[第3子以降]ではなく[18歳未満の児童で数えて3番目以降である児童]という表現が正解です。「どう違うか?」ですが、「何人兄弟であっても18歳以上の兄弟は数えない」ということです。あくまで、18歳未満の兄弟の中から3番目以降の児童が対象なのです。ですから、たとえば「3人兄弟の末っ子(第3子)であっても、上の兄弟が1人でも既に18歳以上になっていれば、保育料は無料にはならない」のです。最も、そういった例は、よほど兄弟の年齢が離れていない限りありえませんけどね (*^.^*)
刈谷駅南口にオープンする[刈谷市総合文化センター]の指定管理者がKCSN共同事業体に決定しました。[KCSN]は4つの企業の頭文字です。それぞれの企業と主な役割を紹介します。
K | → | 共立(ホールの舞台・照明・音響 運営、文化振興事業の実施) |
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C | → | コングレ (生涯学習事業の実施) |
S | → | サンエイ (施設の管理) |
N | → | 西三河エリアワン (駐車場の運営) |
建物の引渡しを平成21年中に受け、オープンは平成22年春の予定です。
実はこの「下重原交差点を改良します」というタイトルは昨年12月発行のコロンブスレポートでも書いていたのですが、あの時は部分的な改良にしか過ぎませんでした。今回は本格的な改良に向けて、1ヶ所だけですが用地取得の目処が立ったため、補正予算として8,400万円が計上されています。下重原の交差点というのは竹内胃腸科の所です。北から南に向かって(一色町から住吉町に向かって)走っていくと、右折と直進が同じ車線であったため、大変な渋滞が発生し危険な状況でもありましたが、その部分を3車線(右折・直進・左折)にする計画です。
北舎の隣に3階建て6教室を増築します。平成21年4月から工事を始め、平成22年4月から新しい校舎で勉強できます。 また、学校の隣にあった第2学校給食センターについては、来年の9月に新田町に移転した後、取り壊しをして、かりがね小学校の一部・児童クラブとして整備する予定です。
逢妻駅北側の道路を隔てた所に222平方メートルを借地して、屋根付で約100台の駐輪が可能です。平成21年3月頃には利用できる予定です。そして来年度には、更にもう100台分の増設も予定しています。
平成21年3月10日(火)対戦相手は中日ドラゴンズVS埼玉西武ライオンズです。ところで、西武ライオンズって[埼玉]が付くのですね。知りませんでした(@_@)
新聞に「安城市では来春から給食費を値上げする」との報道がされていました。昨年から小麦や乳製品が値上がりしたことで、給食の材料費が高騰、本年度給食費では約2,500万円の赤字が見込まれるとのことです。確かにこの1年間、材料費の値上がりで給食センターもやり繰りが大変だとは思います。しかし、市民の中には「景気が悪くて、家計が厳しいときになぜ値上げなの・・・」「食品の値上げも落ち着いて、今は逆に値下がり気味なのに・・・」といった声もあり、「タイミングが悪いなぁ」といった感じがします。
自治体が[子ども医療費無料化の拡充]や[幼稚園・保育園第3子の保育料を無料に]という施策を子育て支援の一環として行なったり、国では景気浮揚として[定額給付金を配る]のであれば、「給食費の据え置き」も子育て家計を助ける素晴らしい施策だと私は思っていますので「果たして刈谷市はどうするんだろう?」と気になっていたところです。文教委員会において、「平成21年度の値上げはありません」との答弁がありました。
ここでも紹介した[5.下重原交差点を改良] [6.かりがね小学校に校舎を増築]といった事業以外に、[刈谷駅北口アーバンフェイス整備事業][泉田町地内排水路改修事業]など、本来は来年度予算で行なう予定であった事業の内、8つの事業、総額約7億円を今回の補正予算でもって、前倒しして実施します。これにより工事期間を平準化すると共に、景気対策や来年度の歳入減(約20億円)に対処する目的もあります。
8月に副議長に就任以来、議長の代理として2度イベントに出席しました。[緊張いっぱい]で挨拶したのですが、その時のエピソードを日記の中から紹介します。
刈谷球場で行なわれた『第29回刈谷衣浦ライオンズクラブ杯 少年軟式野球大会』開会式に議長の代理として出席しました。午前9時、亀城小学校ブラスバンド部の演奏により、選手入場行進が始まると共にポツポツと雨が降り出してきました。全選手が入場し終えて開会式が始まるときには、背広は既にびしょ濡れです。主催者挨拶の後、来賓の挨拶です。近藤教育長の後、三浦軟式野球連盟会長と続きます。事務局から事前に「今日は紹介だけで副議長の挨拶はありませんから」と聞いていましたので、安心していたところ「続きまして、刈谷市議会・・・」とアナウンスが入るではありませんか。「刈谷市議会って、ここには俺しかいないじゃん」「えっ、挨拶あるの? 話が違うじゃないか」と頭が一瞬パニックになりました。それでもなんとか「そうだ、毎年さくら少年野球団の練習始め式で挨拶していることを思い出して話せばいいんだ」と気持ちを切り替え、なんとか話を終えることが出来ました。多分、「突然の指名だった」とは会場にいた誰にも判らないはずです。それでも終わったあと「あーっ、あの部分はあのように言えばよかった」と少し後悔が残っています。
今回の教訓を敢えて野球にたとえて言うと「いつ代打としての出番があってもいいように、常に万全の準備で試合に臨んでいよう」ということだと思います(笑)
JA愛知中央主催による『刈谷地区農業まつり』に議長の代理として出席しました。舞台に登り、農産物品評会での優秀賞に刈谷市議会議長賞を授与する場面では、「農産物 品評会」と読まなければいけないところを過って「農産物品 評会 (のうさんぶっぴん ひょうかい)」と読んでしまいました。失敗です(′・_・`)
一方、大村代議士・竹中市長に続いて行った挨拶では、緊張することなく、言わなければならない内容は全てきちんと言うことが出来たと自負しています。挨拶を終えて舞台上の自席に戻ると、市長さんが「神谷さん、挨拶している時の背後から神谷さんを写しておきましたよ。こういったカットは滅多にないでしょ」と微笑みながら話しかけてくれました。市長さんはなんと、来賓として座っているにも拘らず、私が自席に置いていったカメラを操作して撮影してくれていたのです。ユーモア溢れる市長さんの所作に、その時の様子を想像しながらこちらも微笑んでしまいました。
10月末から11月上旬にかけて、議長室には森田議員夫妻が育てた写真のような菊が飾られていました。30年程前から菊作りを始められ、毎年開催されている『刈谷市菊花大会』にはここ10年ほどずっと出品され、4年前に続き今年も奥様が総合優勝を受賞されました。写真のような背の低い菊(福助と言うそうです)を100鉢以上、背の高い菊を80鉢ほど育てておられるそうで、そのうちの数鉢を議会事務局に持ってきてくださったものです。
[菊]を眺めていると思い出すのは、作家吉川英治氏の詠んだ
「菊作り 咲き揃う日は 蔭の人」
の俳句です。
吉川英治氏が菊人形を見学していると、そのそばにじっとたたずむ一人の老人がいました。そこで係員に、「あの方はどういう人なのか」と尋ねると、「この菊人形の菊を栽培した人です」との答え。
それを聞いて詠んだのがこの句だそうです。
「丹精こめて育てた菊が、菊人形として脚光を浴びている時、その菊を育てた本人は、脇役となってただ見守るだけである」という意味だそうで、「本当に大切なものはいつも蔭にあること」を教えてくれています。[菊]を眺めていると、なぜだか[感謝]の気持ちで胸が熱くなります。
12月2日(火)刈谷知立環境組合議会が開催されました。半城土にあるごみ焼却施設(クリーンセンター)や余熱を利用したプール(ウォーターパレスKC)を管理運営している組合です。
決算審査の中で出てきた様々な数字に着目して、興味深い事柄をいくつか紹介しますと・・・
平成19年度クリーンセンター管理費は約9億円ですが、新たな焼却施設が稼動する平成21年度は約17億円に膨らみます。刈谷市の負担割合約65%から計算すると刈谷市だけで約5億の経費増です。
住民一人が1日に出す可燃ごみの排出量です。平成12年度に1017gであったものが平成19年度は909gに削減されました。「減量化に向けてあれこれやっているようでも、なかなか減らないものだなぁ」と感じました。細かいことの積み重ねしか方法はないと思いますが・・・
プールの入場者数です。ピークであった平成4年度には23万5千人であったものが、平成19年度には半分以下の約10万8千人に減ってしまいました。「近隣に同じような施設が出来たから」というのが理由のようですが、利用者を増やすための根本的な取り組みが何か必要なのではないでしょうか。来年の予算案の中で議論したいと思っています。
現在、土曜日のごみ搬入受付は12時までですが、「平日と同じように午後4時まで受け入れてはどうか」という意見が出されました。同感です!
資源ごみを売却した収入を年当初約744万円と見込んでいたのですが資源価格の高騰により、約2060万円の収入となりました。正に「捨てればごみ 生かせば資源」「ごみの処理には費用が掛かるが、資源になればお金を生んでくれる」ですね。
今日一番発言回数が多かったのは私の隣に座っている知立市議のTさんです。帰りに「先輩は現在何期目ですか?」と尋ねたところ、なんと「9期目」とのこと。経験に裏付けられた鋭い質問には重みが感じられました。
旧施設と比べて、今回の施設の特徴としては、ごみの焼却灰を高温で溶かしてしまう[灰溶融炉]があることです。これにより、現在は埋め立てをしている焼却灰を、スラグとして路盤材やブロックなどに形を変えて再利用が出来るというものですが、「果たして本当にスラグを製品化出来るのか?」 あるいは「製品に出来てもその需要があるのか?」など、先進自治体を見た限りでは若干不安のあるところです。まあっ、それでもスラグは焼却灰よりも減量化されますので、万が一リサイクル出来ずに「全量埋め立て」ということになっても、埋め立て場の延命にはなるはずです。ふぅむ、たぶん(?)。 (写真はクレーンで取り付け作業中の灰溶融炉です)
11月11日(火)臨時議会が開かれ、刈谷市役所新庁舎建設にかかわる[工事請負契約の締結]議案の審議がされました。契約内容は次の通りです。
建設工事 |
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鴻池・角文特定 建設工事 共同企業体 |
契約金額 55億3,350万円 |
落札率 91.74% 請負率 87.16% |
電気工事 |
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栗原・城東特定 建設工事 共同企業体 |
契約金額 9億3,258万600円 |
落札率 67.00% 請負率 63.65% |
管工事 |
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三機・中プラ特定 建設工事 共同企業体 |
契約金額 10億4,580万円 |
落札率 71.20% 請負率 67.64% |
正直、予想していた以上に低い落札率であったことに驚きました。特に電気工事については、2社が同じ価格で入札しており、「最低制限価格ではないだろうか」と思えるほどの安さです。
「同じものを購入(建設)するのに、少しでも安ければ嬉しい」と思うのですが、「なぜここまで安くしてまでも仕事を取りたいのだろうか」という背景を推測すると、「刈谷市の市役所を建設したという実績は業者にとってかなりのPRになるため、宣伝広告費と捉えて薄利でも工事を請け負ったのではないか」あるいは「儲けを度外視してとにかく仕事を獲得しなければならないほど、今の景気は落ち込んでいる」といったことも考えられます。もしそうであれば、景気の悪さに愕然とすると共に、この結果については何だか少し複雑な思いになります。
起立採決の結果、共産党の2名の議員は反対されましたが、その他27名(議長を除く)の賛成により3議案共に可決しました。
本年8月の市議会において神谷まさひろさんは刈谷市議会の副議長に就任しました。これもひとえに、常日頃応援して下さっている後援会の皆様方のおかげと心より感謝申し上げます。これを通過点として、市議会をリードし、刈谷市民のために一層頑張って行かれるよう私たちも全力を挙げて応援したいと思っています。
今の社会情勢は、アメリカのサブプライムローンに端を発し、突如として100年に1度と言われる不況に入り、政治・経済とも大きな混乱の中に突入しようとしています。これまでも我々市民としては好況感はなかったものの、外需に支えられたトヨタ系企業が未曾有の利益をあげ、刈谷市政としても安堵感を抱いておりましたが、一転経済の舵取りが難しい状況となり、今ほど政治の重要性が叫ばれる時代はありません。
一方地元に目を向ければ、12月11日に刈谷駅南口に食品スーパーバローが開店し、2年後には総合文化センターの開館が予定され、期待と不安に満ちた気持ちが交錯しています。これらの事業が[吉]となることを心より願っています。
来年は衆議院の解散総選挙が行なわれ、これまでにない重要な岐路に立たされる年になると思います。この時こそ、まさひろさんのリーダーシップと若い情熱を後押しする我々後援会のサポートが必要なのではないでしょうか。後援会の皆様方には、神谷まさひろさんに対して尚一層のご支援・ご指導賜りますようお願い申し上げると共に、新しい年が皆様方にとって幸多き年となりますことを祈念申し上げ挨拶といたします。
神谷まさひろ後援会
会長 神谷 武 (刈谷文化協会 顧問)