刈谷市議会選挙で当選を果たしたまさひろさん。選挙の直前だけではなく、常日頃から市民に寄り添い、市制に情熱を注いできたまさひろさんの姿を見ていた人は、間違いなく彼を支持したことでしょう。まさひろさんは「政治とは常に弱い立場のためにあるべきだ」と思い、議員を志したそうです。僕はそんな熱く尊い「志」を持って活躍するまさひろさんを、これからも応援したいと思います。
編集長 榊原直木
2429票 7位で4選を果たすことが出来ました。前回が2759票 3位でしたから、330票減らしてしまったことになります。応援してくださった大勢の皆様に感謝と共に、お詫びもしなければいけないと思っています。「過去4年間、本当に皆様に満足いただけるような議員活動をしてきたのか?」・・・今回の結果を謙虚に反省して、今日からまた出直しです。皆様の更なる期待に応えられるよう、もう一回り大きな器になれるように頑張ります!!
当選の翌日、本会議場において当選証書授与式が行なわれました。2429票の重みを感じる当選証書です。終了後早速、エルシティ前とアピタ前で街頭演説を行ないました。公職選挙法の規定により、当選御礼の街頭演説は出来ないことになっていますが、選挙管理委員会に確認したところ「市政報告であればOK」とのことでしたので、主にマニフェストを中心とした私の政策について語ってきました。選挙前に通算でちょうど1000回を達成していましたから、1001回目から気持ちも新たにスタートです。
大勢の方から「おめでとうございます」と声を掛けて頂きました。その中の一人、Aさんからは「今日から既に4年後(の選挙)が始まっているのですからね」とアドバイスを頂きました。選挙のための政治活動であってはならないと思っていますが、逆に選挙の時だけ一生懸命やるという姿も避けたいと思っています。従って・・・「常日頃から変わらぬ姿勢で一生懸命」この姿勢を貫いて行きたいと思っています。
9月議会の補正予算において、公共施設連絡バス運行管理事業として約1680万円計上されています。これは既存の4路線に加え、新たに(仮称)一ツ木線と(仮称)依佐美線を加え6路線運行とするために、運行委託・路線図と時刻表の印刷・バス停整備と待機所設置のための予算です。来春から運行の見通しです。但し、既存4路線はそれぞれ1日8往復ですが、新規2路線は1日5往復の予定です。
9月議会の補正予算において、グループホーム等施設整備推進事業として900万円計上されています。これはひかりの家が計画している肢体不自由者のためのケアホーム建設に対しての補助で、これ以外に国県からの補助もあります。
9月議会、ある議員の一般質問に対して次のような答弁がありました。
「防犯灯の設置灯数は平成22年度末現在で7754灯。年間経費は、平成22年度電気料として1912万円、球切れによる蛍光灯の交換などの修繕料として1360万円の合計3272万円を支出。
防犯灯を蛍光灯からLED灯に全て交換したと仮定した場合、平成22年度の実績で10年間を試算すると、LED灯は寿命が15年程度と長く、10年間では球切れなどによる修繕料が掛からない事により、約1億3000万円の削減ができる。また、消費電力も少ないため、定額制の電気料金も蛍光灯に比べ、約5000万円の削減ができ、合計で約1億8000万円の削減となる。
一方、防犯灯7754灯をLED灯に交換する場合は、初期投資で(蛍光灯に比べ余分に)約7000万円の経費が掛かるが、それを差し引いても10年間で、約1億1000万円の経費削減が可能と考えられる。
従って、消費電力や経費の縮減、並びにLED灯の単価が安価になってきた事などを踏まえ、今後、LED灯に交換するように計画して行きたい。」
9月議会建設水道委員会において、[西三河都市計画公園の変更について]という報告がありました。これは市役所南側にある[芦野公園 約0.26ha]を市民会館跡地の一部[大手公園 約0.32ha]に変更するもので、市民会館跡地を今後防災広場を兼ね備えたセントラルパークとして整備してゆくために必要な手続きです。
鳥瞰図は、市民会館跡地を南側から見た図です。手前の防災広場には災害時のテントなどがイメージとして描かれています。奥(市役所に近い側)は緑を植えて公園として整備してゆきます。 「災害対策本部の置かれる市役所に近いところに避難所がある」という意味では、公園と防災広場の位置関係が逆になった方が良いのでは・・・と思うのですが、委員会の答弁によりますと、「植樹によって、避難所への北風を防ぐ」といった目的から、このような配置になったとのことです。
今年の10月から来年の3月まで、試行的に小高原児童クラブ(小高原小学校)と双葉児童クラブ(双葉小学校)の2つの児童クラブで対象学年を4年生にまで拡大しています。負担金は従来どおり月額3000円です。尚、もう一方の[保育時間の延長]は今のところ実現が難しそうな感じです(涙)
9月議会において[刈谷市障害者支援センター条例]が制定されました。これまでの保健センター(神田町)を改修して障害者支援センターとして来春から開設するための条例です。業務としては[自立訓練 定員6名][就労移行支援 定員6名][就労継続支援 定員15名][相談支援][地域活動支援センター 定員20名]で、指定管理者に業務を委託してゆきます。
質問項目は3つですが、自分の中で一番力を入れていたのは3点目に質問した「刈谷市としての脱原発の取り組みについて」です。このようなタイトルにすると凄く大袈裟な感じがしますが、そもそも脱原発とか減原発といった話は、エネルギー政策全体の議論として、国において語られることだと思っていますから、実は今回はそんな大きな話しではなく「刈谷市の電気を、中部電力と特定規模電気事業者との間の入札で購入して、コストを下げませんか」という提案なのです。
既存の電力会社以外が電力を販売することは、[電力の自由化]の方針から平成11年度の改正電気事業法により認められたもので、国の認可を得た特定規模電気事業者(PPS)などが販売できるようになっているのです。これにより、全国の自治体の中には既にこうした取り組みをしているところがいくつかあります。
その1つ、名古屋市では全体の6割をPPSから購入することで約30%の電気代が削減出来ています。その他この近くでは、愛知県・三重県・中部地方整備局・愛知労働局・ゆうちょ銀行・岐阜大学・豊田市・新城市などでも導入しています。
PPSは現在約40社あり、その中には自然エネルギーを主にしているPPSもあります。従って、契約先を選ぶ際、価格だけでなく、発電に伴う二酸化炭素の排出量など、環境にどれだけ優しいかも入札における基準にすれば、ささやかではありますが、刈谷市として出来る「脱原発への取り組み」「環境負荷軽減への取り組み」と言えると思っています。
答弁によりますと、現在刈谷市が中部電力に支払っている電気料金は年間総額約4億5000万円、特に大きな施設では市役所庁舎約4100万円、総合文化センター約4000万円、ウィングアリーナ刈谷約2700万円などです。そのうちの一部が安くなっただけでも大きな金額の節約になるのです。
そして浮いた予算を、太陽光パネル設置費補助増額や小学校体育館の屋根への太陽光パネル設置にあてれば、環境にとっては一粒で2度美味しい事業と言えますよね\(^o^)/
数日後、この[自治体が中部電力以外の特定規模電気事業者から入札により電気を購入する]という内容は、中日新聞や朝日新聞などで、他市の実例を挙げながら取り上げられていました。
そういった点から言えば、非常にタイムリーな質問だったと思います\(^o^)/ 新聞掲載後ですと新鮮さがありませんからね(笑)
地震や豪雨などの災害時、緊急情報を野外にある拡声器から瞬時にお知らせするシステムです。補正予算で450万円計上されており、本年度は電波の状態を調査したり実施設計を行なったりします。設置は来年度で、災害時に危険と思われる市内約30箇所の建物・電柱などに設置をする予定にしています。
[刈谷市庁舎建設基金条例の廃止について]の議案の中で、最終的に、新庁舎建設にどれだけの費用が掛かったかが明確になりました。設計に1億4800万円、建設工事に84億3900万円、旧庁舎の取り壊しと外郊工事に3億5900万円で合計89億4600万円ということです。1㎡あたりの単価は34万9千円ということになります。この単価と、最近建設された他の自治体の庁舎との単価とを、自分なりに調査した結果で比較してみたいと思います。(総事業費での比較です)
一部改修することにより入園希望の多い1歳児・2歳児の受け入れ枠を10名程度拡大します。待機児童ゼロに向けて、新たな保育園の新設には時間が掛かりますが、来年度直ぐに対応できるという点でこうした園の一部改修は有効的です。
昨年度まで上限60万円だったこの補助金は、本年度から100万円に増額されていました。東日本大震災の影響により、市民の防災意識も高まっていることから、更に増額して120万円とします。「えっー! 100万円の時に改修しちゃった。もう少し待っていればよかった・・・」そんな方もみえるかと思いますが、ご安心ください。本年度、既に改修を終えた方も遡って20万円増額してくれるそうです。
刈谷市内の特養待機者 1年以内に入所が必要な方=64名
1年以上の猶予がある方=99名
(「特養待機者400人」などと言われることがありますが、これは1人の方が重複して申し込んだり、緊急性は高くないけれど万が一に備えてとりあえず申し込みだけをしておく・・・といった方を含んだ数字です)
刈谷市内3施設の入所者 328名(23年3月現在)
その介護度による内訳と施設が受け取る1日あたりの介護報酬額
要介護1→27名(8.2%) 5890円
要介護2→46名(14%) 6600円
要介護3→85名(25.9%) 7300円
要介護4→98名(29.9%) 8010円
要介護5→72名(22%) 8710円
特養を新たに1つ(100名入所規模)開設すると、介護保険料が1人年間630円程度アップすると試算がされています。しかし、これだけの待機者がある以上、マニフェストで約束した通り「特別養護老人ホームや小規模な特定有料老人ホームの誘致」を働き掛けて行きたいと思います。
改選以降、私は当然「自民クラブのメンバーのうち、選挙で再選された9名と、新たに当選した自民系の議員3名の計12名で会派はスタートするもの」と思っていました。ところが、「会派を離れてやりたい」という方がおられ、結局自民クラブとして提出した名簿は、私と蜂須賀議員、そして成田議員の4期生3名だけということになってしまいました。
「皆さんそれぞれに考えがあってのことであり、こうなったことは仕方がない」と思っていますが、どういった思惑や考えがあるにせよ、「それでもやっぱり、まさひろと一緒にやって行こう」と言い合えるような人間関係をこれまで築いてこなかったことは自分自身の12年間を振り返って大いなる反省点であると思っています。
しかしここは、ずばり「現実大肯定!」=「どんなことが起きても、それらは全て自分にとって必要があって起きているのだと捉え、全てを受け入れる度量を持つこと」 この言葉をしっかり腹に落として行動して行きたいと思っています。そして行動する時の[ものさし]はこの言葉=「動機善なるや 私心なかりしか」です。
[マニフェスト]の語源はラテン語で「明示する」という意味です。具体的な政策を示し、後に実行したかどうかを検証できるプログラムであることが必要です。サイトには、具体的な施策の一部を提示させていただきました。今後、これらの政策の実現に努力して参る所存です。