3月11日を迎えると、あの日のことを思い出します。東日本大震災から3年。刈谷駅でも「3.11を忘れない」を合言葉にしたイベントが行われましたね。僕にとっては何不自由ないこの生活が「当たり前」になっていたのですが、それは決して「当たり前」のことではなくて、今でも厳しい状況で過ごされている被災地の方がみえるのだということを改めて認識させられました。これからも「3.11を忘れない」を合言葉に、自分にできることを、たとえ小さくても続けていきたいと思いました。
編集長 榊原直木
刈谷市議会3月定例会は2月13日(木)~3月24日(月)までの40日間の会期で開催されました。質問質疑(一般質問)や委員会における神谷まさひろの発言内容を紹介します。
特別支援教育について
小垣江東小学校の敷地に肢体不自由児に特化した特別支援学校を整備するということが
示されたことで、ややもすると忘れられがちな知的障害児の特別支援学校マンモス化解消の
ことや、障害児が地元の学校に通う際の支援策の充実について訴えました。
1.高須線(刈谷駅南口から総合健康センター前を通って高須方面に向かう道路です)の
拡幅計画について
2.市営西境住宅の建て替えについて→市の計画では、建て替えのための基本設計が
平成32年となっていますので前倒しを要望しました。
3.市道2-496号線(新栄町北の信号からUFJに向かう松秀寺前の道路です)の拡幅や
歩道設置、電線類地中化工事について
4.銀座AB地区(旧ユニー・文助跡地)の
整備事業として平成26年度予算では約
1億470万円計上されていますが、その
内容について
5.平成26年度予算で約7400万円計上され
ている、刈谷駅南北連絡通路整備事業
の内容について
3月定例会では平成26年度の当初予算も審議され、一般会計は昨年よりも9.4%、その他の会計を含めた総額では7.7%の伸びという未来に向けた積極的な予算が組まれました。
その裏付けとなる税収も、トヨタ系企業の好調などにより市税は昨年に比べて約44億(14.3%)もの伸びとなっています。そして今回は、来年度予算だけでなく、平成25年度の補正予算でも市税は約28億の増額補正が組まれていますから、景気による税収の影響は凄いことだなぁ?と思います。改めて「刈谷市は本当に恵まれている」と感じます。
今回は特別支援学校や第一学校給食センターを小垣江東小学校の敷地内に移転・新設し、第一学校給食センター跡地には住吉幼稚園を移転し、さくら保育園は神田公園に移転、富士松南保育園は園庭に移転など、老朽化などにより場所を移設して建替えたり、大規模に改修したりといった事業がいくつかあります。そういった意味で、26年度は『土を掘り起こし 明日に向けて新たな種まきをする年』と私なりに位置づけています。予算の中から、幾つかの事業を具体的に紹介しますと・・・
現在刈谷市における特別養護老人ホームへの待機者は約180名、その内の3分の1の方は早期の入所が必要とされています。小垣江町にある特養シルバーピアと同じ敷地に新たに60人定員の施設を建設することになり、その施設整備に対して平成26年?27年度で合計1650万円を補助をするものです。本来は、1年前に予定されていたのですが、愛知県からの補助金が出なかったために1年スライドしてしまいました。平成28年3月頃の開所予定です。
東陽町の名店街ビルは平成26年夏頃に、愛知県が主体となって解体を行なうことになりました。その後、西側部分約1500㎡については地権者の合意により、14階建て39戸の分譲マンションを建設することになりました。現在刈谷駅南口において進められている再開発同様、優良建築物等整備事業に認定されていますので建設費総額約9億円のうち、約1億560万円を国・県・刈谷市で補助をします。平成28年秋頃完成の予定です。
これまで刈谷市では、市内公共施設や民間事業所などに約500か所の海抜表示板を付けて来ましたが、平成26年度からは更に拡充して、電柱に「標高+避難所への誘導」の表示板を設置することになりました。平成26年度から3か年を掛けて、避難所への経路となるところに設置して行きます。先ず、26年度は13避難所×約110か所の予定です。(写真はイメージです)
刈谷市では、震災後の平成22年度と23年度に愛知県の緊急雇用創出事業での予算を使って、市内を青色回転灯を装備した3台の車(警備員6名)で午後10時?午前4時まで夜間巡回をしていました。その結果、平成21年には約3500件であった刑法犯の総数が23年には約2400件に減少するなどの効果が認められました。その後、24年度は2台4名、25年度は1台2名を市単独の予算で実施していたのですが、平成26年度は更なる犯罪抑止のため市単独で車両3台、警備員6名に拡充して、住宅対象侵入盗や自動車関連窃盗などの犯罪の抑止を図って行きます。
平成27年度に本格施行される[子ども・子育て支援新制度]により、認可保育所の利用要件が大幅に緩和され、パートのほか、夜間の就労や在宅勤務・就職活動・育児休業中の人も保育所を利用出来るようにする検討がされています。これにより保育園入園希望者の増加も考えられることから刈谷市でも保育園の新設、定員の増員などで対応します。具体的には・・・
富士松南保育園→現在園舎の北側にある園庭に新園舎を移設、平成27年4月から定員を30名程度増やして開園。
さくら保育園→保育園南側にある神田公園(テニスコートを除いた部分)に園舎を移設。平成26年度は設計を行い、平成28年4月から定員を30名程度増やして開園。
(仮称)もりの風かりや保育園→名古屋市に本部を置く社会福祉法人フィロスが、平成小学校の東側に新たに建設。開園は平成27年4月の予定で、定員90名の通常保育のほかに、一時保育事業も実施予定。
そのほか、親愛の里保育園の移転に伴う増員も含め、平成28年度には4園合計で180名程度の定員増が予定されています。
刈谷市では、児童クラブの各小学校2クラブ化(1クラブ定員40名)を平成22年度から進めて来ました。平成26年度、富士松北児童クラブと小垣江児童クラブを小学校の校舎内に整備して平成27年4月から2クラブ化をします。これにより市内15小学校の内、児童数の少ない小垣江東小学校を除き、全ての小学校が2クラブとなります。
現在、保育園にはエアコンが設置されているのですが、幼稚園は夏休みがあるため「暑い期間は閉園している」とのことで、これまで設置されていませんでした。この度、16園全ての保育室(128部屋)に設置することになり、26年度はそのための実施設計業務委託費750万円が計上されています。可能であれば、26年度中には工事着手をして、27年度の早い時期から利用できるようにしたいとのことです。
天誅組終焉の地として歴史的関わりが深い、奈良県東吉野村を市内小学校の児童が訪問し、歴史教育の一環として史跡見学をすると共に、現地の方との交流活動を行います。今年は11月末頃に1泊2日で、亀城小学校の6年生全員(約110名)が訪問し、平成27年度以降も他の小学校が順次訪問する予定にしています。
被災地の現状を実際に見ることや、支援活動に関わることで、被災地復興への願いと防災に対する意識を高めることを目的に、8月18日(月)~20日(水)まで、市内6中学校×各校4名が宮城県石巻市を訪問し、ボランティア活動や仮設住宅訪問、語り部さんから話を伺ったり、現地中学生との交流会を行います。また、学校に戻ってからは、学校毎に全校生徒及び保護者を対象に報告会を行い、情報の共有化も図ります。
刈谷市は[市民一人あたりの公園面積]が広いことも誇るべき特徴の1つです。平成26年度にも亀城公園・総合運動公園・(仮称)野田北公園など様々な公園整備が計画されていますが、その中から3つの公園について紹介します。
1.更なる整備が進む岩ケ池公園
伊勢湾岸自動車道の刈谷パーキングエリアと一体的な総合公園として整備をしている岩ケ池公園ですが、来場者の増加に伴う駐車場の整備は緊急の課題です。現在、北側にある駐車場はじゃりが敷かれ仮設のような状態になっていますが、平成31年度供用開始を目標に用地取得・物件移転を行なってアスファルトの駐車場として整備を進めて行きます。また、新たな大型遊具として写真のようなミニ汽車を整備します。約9000万円の予算で平成27年春には楽しんで頂ける予定です。
2.防災広場の機能を持つセントラルパーク(大手公園)が完成
市民会館の跡地に整備されていたセントラルパーク(大手公園)が完成し、3月8日(土)刈谷ロータリークラブさんによって寄贈された石碑の除幕式、婦人会さんの1円玉募金によって寄贈された時計の除幕式が行なわれました。この他にロータリークラブさんからは、創立60周年記念として樹木650本が寄贈されました。今は未だ小さな木ですが、大きく育って刈谷市の中心部での市民の癒しの空間となればと思います。
また、このセントラルパークは災害時の防災広場として、[100トンの耐震性貯水槽][マンホールトイレ:10基(車椅子対応:2基、洋式:4基、和式:4基)][かまどベンチ:2基][ソーラー照明:1基]も備えています。この内の[耐震性貯水槽]について構造や仕組みを紹介しますと・・・
飲料水兼用耐震性貯水槽は、内径6メートル、高さ5.3メートルの円筒状の鋼製水槽を地盤面下6メートルの深さに埋設した構造になっています。水道本管に直結され給水管路の一部となっていますので、常に新鮮な水道水が満たされており、断水時に貯水槽に確保された水を飲料水として使用する場合には、最寄りの器具庫に保管しているエンジンポンプあるいは手動ポンプにより汲み上げ、仮設の蛇口を取り付け給水することとなります。貯水量については、100立方メートルで、災害発生後3日目までの間に必要とされる一人一日3リットルの水量を11,000人の3日分を蓄えていることになります。
3.ミササガパークフェスタ事業 新たな刈谷の名所に
ミササガパークでは、平成13年公園開設時に植栽した芝桜はスギナに侵食され、平成20年に全面植え替えを行ないました。しかし、再びスギナに侵食されて樹勢が衰えていましたので、昨年の9月議会で補正予算を計上して、再度全面植え替えをしていました。この度、公園開設当時の景観が再現されることに 合わせて次の4日間、イベントを行なうことになりました。(写真は、数年前のものです)
平成26年4月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)
子供用遊具、地元商店希望者による出店、茶席、高所からの芝桜観賞、かつなりくんを含めた撮影会 などで盛り上げます。ご家族揃ってぜひお出かけ下さい。
企画総務委員会の議案の中に[町及び字の区域の変更について]というものがありました。皆さん驚かれるかもしれませんが、実は市の中心部刈谷駅の周りには未だに「字」がつく町名があったのです。
たとえば、南口の名鉄パーキングの所は「字東日成」、今回再開発で23階建てのビルが建つところには「大字刈谷字角兵エ山」、その他線路沿いには「字花捨山」「字常慶」「字山ノ神」「字狐林」など、とても都会(?)のまん中とは思えないような地名なのです。
駅周辺北口は昭和31年に、南口は昭和40年に区画整理をしましたので本来はその時に直すべきだったのですが、どうやらそのままになってしまったようなのです。今回、条例の改正により、それらは若松町や南桜町に編入されました。
このことを委員会の当日フェイスブックで紹介したところ「『字』がなくなるのも何となく寂しいですね」「私が生まれたのは字常慶○○番地ですよ。古い戸籍には載っていますよ。古い地名にはそれなりの意味があるのですがね」などのコメントが寄せられました。確かに、ちょっぴり寂しいような気もしますね。
神谷まさひろは議会での活動以外にも様々な行事・イベント・会議に出席しています。
出席当日の日記形式で紹介します。
刈谷市都心交流エリア活性化協議会ワークショップに出席しました。
その中で、刈谷駅の乗降客数について興味深い資料を頂きました。平成23年度、JRと名鉄を合わせた刈谷駅の乗降客は79283人、平成14年度が58038人ですから、10年間の間に37%も増加したことになります。
その内、定期券利用者は43%の増加に対して、一般利用乗客(切符を購入して乗車する人)は22%の増加ですから、定期利用者=通勤者がそれだけ増えたことを物語っています。その裏付けとなる(株)デンソーさんの社員数もここ10年間で33%増加しているそうですが、「今がピークなのではないか」という認識も示されました。
母校、刈谷東中学の卒業式に出席しました。毎年出席しているのですが、いつも感動で目頭が熱くなり、卒業生代表の答辞や生徒全員で校歌を歌う時などは感動で体が震えます。また、校長先生、教育委員の池田さん、PTA会長の中村さんいずれの話も素晴らしく、卒業生に対してだけではなく、東中OBの私に対して諭されているようにも聞こえました。
・我が校の校訓はプリキュー精神ですが、これは人として生きる上での礎です。プリキューの意味である「ありがとう」「どうぞ」「ごめんなさい」この当り前の言葉が、当たり前に出来る人間になって下さい。
・耳を澄ましてじっと見る。そして起こっていることの意味を考える。よく見て、よく聞いて、よく考えてください。学ぼうという心さえあれば、どんな事からも学ぶことが出来ます。
・本当に大切なものは、毎日の何気ない中にある。
ここ数年、刈谷東中学PTA会長の卒業式での挨拶は一風変わっていて、一昨年は空手の演舞を、昨年は会長が自ら尾崎豊の歌や校歌を舞台の上で歌い、それが伝統になりつつありました(笑+?) が、今年の中村会長は「私は空手も歌も出来ませんのでこの言葉を送ります」と言って「転ぶのは歩いているからだ」という話をされました。転ぶこと(失敗)を恐れずに、歩く(挑戦する)ことを続けようという話です。これがまた素晴らしい、この話にも感動しました。とにかく、感動一杯の卒業式です!
東日本大震災から3年目となる今日は、各地で様々な行事が行なわれたと思いますが、刈谷駅北口広場でも「3.11を忘れない」を合言葉にしたイベントが行なわれました。岩手県の郷土料理[まめぶ汁]が振る舞われ、カリヤーズのミニコンサートやキャンドルライトへの点火、東北地方の物産販売などのイベントで盛り上がりました。
キャンドルライトの「輪」の部分は109本の竹を切って作られています。これは熊地区のボランティアの皆さんが、わざわざ竹やぶから竹を切り出して来て10名のメンバーが3日間掛けて製作されたとのことでした。
このイベントの模様をリアルタイムでフェイスブックにUPしたところ、地元商店街の方から「お手伝い出来なくて申し訳ありません」とのコメントが入りました。こうしたイベントを企画して運営するスタッフの方も立派だと思いますが、それだけではなくて、そのイベントにお客さんの立場で参加する方、あるいはイベントに関わることが出来ない方でも、「被災した東北に思いを寄せて、手を合わせて祈る」それだけでも立派で素晴らしいことなのだと思います。
半城土町にあるクリーンセンターを運営している刈谷知立環境組合議会に出席しました。議案は[平成26年度一般会計予算について]であります。
現在この施設では、不燃ごみのストックヤードと余熱ホールの改修を行っています。余熱ホールの改修については、平成25年度に1億8900万円、平成26年度に8100万円の予算で、これまであった浴室や休憩室を、クアコーナーやフィトネススタジオ・トレーニングジムに変更をしています。今日は会議終了後、それぞれの工事の進捗状況を見学してきました。余熱ホールは5月までに改修を完了して、6月1日より新たにオープンする予定になっています。運営も指定管理者に委託をしますので、民間のノウハウとやる気でもって、どれだけ魅力的な施設に変えることが出来るか・・・楽しみであります。
「プールとジム」 健康診断で腹囲が8センチも大きくなった私にとっては、通った方が良い施設なのですが・・・踏み出す勇気がありません(笑)
そのほか、太極拳や3B体操、各種ウォーキング、中日くらし友の会の文章研究会、中央図書館の自分史研究会でエッセーなどを執筆、そして何より凄いと驚かされるのは中学校卒業以来65年間、毎日欠かさず日記を付けておられる方なのです。先日も刈谷ホームニュースで[隣のイキイキさん]として紹介されていました。
平成26年1月29日(水)、バス2台、総勢83名の参加により、神谷まさひろ後援会主催による『初詣』バスツアーを開催しました。今回は静岡浅間神社や世界遺産三保の松原などを訪れました。
そして、今年も初詣に参加された若松町の杉浦節子さんから参加しての感想が寄せられました。杉浦さんは私の後援会旅行にいつも参加して下さり、毎年感想文を寄せて下さっています。また毎週日曜日に行なっている桜区健康ウォーキングや、中山道・猿投山などへのウォーキングもご一緒させて頂いています。