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メールから始まる政治参加
刈谷市議会議員として、コロンブスレポート・街頭演説・ホームページ・市政報告会などでできる限り私の考え方や、市政の情報をお伝えするように務めてきました。
でもこれって何か片手落ちのような気がします・・・・。 そうです。 情報がいつも私から発信するだけの一方通行なのです。 本会議や委員会で発言したり、採決したりするとき、ふと疑問に思うことがあります。たとえば「48歳の成年男子=神谷まさひろにとっては、この事がらは賛成なのだが、同じ質問を女性の方に聞いたらどう答えるだろうか? あるいは、お年寄りの方はどう思っているだろうか? あるいは、子供たちは・・・・? 」 そこでこのコーナーでは、毎回一つのテーマについて、私の方から質問させていただきます。 |
第3回インターネット市議会テーマ |
「刈谷市において 家庭ゴミはすべて有料にすべきである」 |
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今回ITCの皆様から申し入れがあり、およそ10年ほど前にディベートを少しだけかじったことがあった私は、面白そうだからという理由で、簡単に引き受けてしまい、当時の仲間2人と共に、この対戦に望みました。 今回のディベートのテーマは『刈谷市において 家庭ゴミはすべて 有料にすべきである』でした。 このテーマは近い将来この刈谷市においても、現実的な問題として議論が湧いてくるテーマであると思いますので、この機会にぜひ皆様のご意見がいただけたらと思います。参考のため、ディベートの中で私どもが賛成の立場の立論として発言した内容と、相手の尋問に対する反駁での答えの一部を載せておきます。 |
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始めに | |
を行います。 | |
家庭ゴミとは、刈谷市内の一般家庭から出される可燃ゴミと不燃ゴミを指します。 粗大ゴミについては、今年の4月より有料化されますので、今回の議論の対象外とします。 また現在分別収集で行われている、ビン・アルミ缶・ペットボトル・紙類といった資源ゴミについては、いわば原料となるものですので、今回はゴミと定義せず、対象外とします。 したがって「家庭ゴミはすべて」とは「一般家庭から出される可燃ゴミと不燃ゴミをすべて」という意味です。 有料とは、ゴミの処理にかかるお金を、ゴミを排出した人からいただくという方法を指します。 |
次に | |
を述べます。 | |
ゴミの処理手数料を含んだ市の指定ゴミ袋を市民に買ってもらい、出す量に応じた負担を市民にしていただきます。 |
そのための | |
を述べます。 | |
指定袋は可燃物用と不燃物用の2種類用意します。 それぞれ(1)10リットル袋(10枚セット−120円)、(2)20リットル(10枚セット−240円)[現80円] (3)40リットル(10枚セット−480円)[現100円]の3種類の大きさを用意します。 集め方も、現行のゴミステーションを指定しての収集から、各家庭の前から集める個別収集に変えます。 |
このプランから生じる | |
を述べます。 | |
これまでのゴミ政策は、主に住民のモラルに訴える手法を採用してきましたが、それだけでは現実に増え続けているゴミ排出量を抑制しているとは言えません。 事実、この【表】にありますように刈谷市における可燃ゴミは年々増え続けています。 |
【表】 可燃ごみ量の推移 |
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その結果平成10年度におけるゴミの量は1人あたり409kg、ゴミの処理にかかるお金は1人あたり年間11,891円、1世帯あたりですと年間32,260円にもなっています。 こうした高額なゴミ処理経費は、刈谷市の一般会計から支出されているため、市民はその経費が税金によってまかなわれている意識がありません。また市民がゴミそのものを出さないようにしたり、あるいは決められたように分別してゴミ減量化に努力しても、努力は評価されず、ゴミ減量やリサイクルに熱心に努力している人と、そうでない人と同様の税負担を求められるという不公平を生んできました。 そこでプランを示したようにゴミを有料化し、受益者負担という考え方を取り入れることによって、税負担の公平性と、ゴミ減量化へのインセンティブを与えることにより、現実にゴミを減らすことができると考えます。 実際他市においては、刈谷市と同じ規模の人口を有します東京の青梅市においては、有料化を導入した翌年の可燃・不燃ゴミの排出量は、導入前に比べて、可燃ゴミについては29.7%、不燃ゴミについては37.7%も減っているという実績もあります。 |
以上のような理由から、ゴミの有料化はゴミ減量化のための有効な手段であると考えます。
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