平成21年度予算・施策に関する要望書
平成20年10月27日
刈谷市議会
自民クラブ
Ⅰ 基本方針
サブプライム問題に端を発したアメリカの金融不安は、瞬く間に世界的な株安へと広がり、日本経済にも暗雲をもたらしている。国においては早急な経済対策を講じるよう望むものであります。刈谷市においても、法人税の改正に加えて円高による自動車関連企業の低迷が予想される平成21年度はこれまでのような税収の伸びを期待することは困難と思われます。しかしながら市長マニフェストの実現・元気で幸せを実感できる街づくりを着実に推進し、市民の負託にこたえていかなければなりません。
幸い本市では、刈谷駅南地区再開発事業・新庁舎建設のなど、懸案の大型事業に目途がつき、第6次総合計画も最終段階に来ている。今後市民ニーズを的確に把握するとともに、プライマリーバランスに留意しつつ、事業の有効性・施設の必要性を十分に検証し、スクラップ&ビルドの理念を基底にし、着実な財政運営に努めるべきであろうと思います。
以上の観点から平成21年度自民クラブ予算要望書を提出します。
Ⅱ 重点施策
- 第6次総合計画並びに市長の掲げたマニフェストに従い、諸施策の着実な実現のための予算の確保。
- 快適で住み易い都市基盤の整備、特に道路整備・緑化対策には思い切った予算を傾注する。
- 地球温暖化防止のための施策を積極的に進める。
- ウイングアリーナに続き、刈谷駅南口に建設中の新ホールも間もなく完成する。これらを拠点と位置づけ、スポーツ・文化の振興をはかるために諸施策を実施する。
要望事項
政策・制度
- 行政経営改革大綱の趣旨に沿い、効率的事業推進のため、行政評価制度(外部評価制度)を導入すること。
- 密集市街地、狭小道路整備促進のため、建築基準法のセットバックも含め幅員6m未満道路の整備にも対応する、用地買収基準を設けること。
- 農用地、市街地を含めた生活環境保全のため、刈谷市独自の地域環境保全活動補助制度を創設すること。
企画・総務
- 第7次総合計画策定に当たって、農業・環境の将来像を明確にし、新規工業用地の確保をはかること。また地域計画・土地利用計画策定のため、専門委員会を設置すること。
- 男女共同参画基本計画を積極的に推進すること。 (審議会・各種委員会・地区委員などへの女性登用)
- 市内に公証役場を招致すること。
- 入札制度の透明性・公平性・合理性の確保を徹底すること
- 指定管理者制度の活用推進をはかること。
- JA支店跡地を公共用地として有効利用すること。
- 浜田用水遊水池の有効活用をはかること。
- 一ツ木町2丁目29-1市有地を有効活用すること。
行政・市民協働
- 行政サービス・公共施設利用等における、適正な受益者負担に配慮すること。
- 公職者(地区委員・公民館役員)の報酬を見直し増額すること。
- 市民協働のための自治基本条例を制定すること。
- ボランティア活動への支援強化をはかること。
- 地域の緑化運動・花植栽活動への支援をすること。
- 消防団員・地域ボランティアなどの人材確保対策をはかること。
防災・安全
- 地域安全パトロールへの支援を充実すること。
- 防犯パトロール車を早急に各地区に配備すること。
- 緊急情報伝達システムを完備すること。
- 防犯灯・青色防犯等を増設すること。
- スズメバチの巣除去など、害鳥・害獣・害虫対策窓口を明確化し的確に対応すること。
- 国道155線に交番を設置すること。
- 災害時用登録井戸の有効活用方法を検討すること。
- 密集市街地に防災広場を設けること。
- 道路・危険交差点の安全対策をはかること。
- 県道岡崎―豊明線 西境町前山地区横断歩道および歩行者用信号機の設置すること
- 旧依佐美鉄塔付近に一時停止標識を設置すること
- 今岡工業団地から国道1号へ出る交差点(上州屋)に右折矢印信号をつけること
- 城前 愛知紙器交差点の点滅信号を改良すること
- 時間帯通学専用道路を指定すること
- 自転車専用通行帯を設けること
- 路面標識を再塗装し鮮明にすること
経済(商工・農政)
- 公共施設連絡バスの増便・夜間運行・バス停改善増設・バスの小型化による新規路線開設等更なる充実をはかること。
- 集落営農の組織化の法人化を推進するとともに規模拡大をはかること。
- 未整備農地のパイプライン化・再圃場整備事業を推進すること
- 遊休農地を活用し、ラウベ(休憩小屋)付大区画貸し農園(クラインガルテン)を備えた、農業公園を開設すること。
- 地元企業・大学の技術を参画した産学研究センターの建設を検討すること。
- ニュートリガー産業の育成・誘致を研究すること。
- 商店街共同事業に対する助成を拡充すること。
- 中部・東部地区住民まちづくり協議会に対する助成をすること
- 万燈祭りの助成金を増額すること。
- 万燈蔵を新設・改修すること。(大手町・寿町は共同蔵新設、東陽町は拡張)
福祉・健康
- 老人クラブへの助成金を増額すること。
- 多機能健康づくりセンターを開設すること。
- 児童手当の充実のため、所得制限緩和、三歳児未満枠を撤廃すること。
- 全保育園で、保育時間延長(午後8時まで)・休日保育を実施すること。
- インフルエンザ予防接種を無料にすること。
- 中部地区に小規模多機能型居宅介護施設を開設すること。
- 介護予防事業を充実すること。
- グループホーム(認知症高齢者対象)への支援体制を強化すること。
- 障害者自立支援法に伴う地域支援事業の充実、受益者負担に対しての支援拡充をはかること。
- 重度重複身障者の介護負担の軽減、通所施設への支援の充実をはかること。
- 「児童クラブ」は「放課後子供教室」と連携を密にし、放課後子供プラン事業と統一的に充実をはかるとともに、学年枠を広げ・開設時間を延長すること。
- 公費負担で不妊治療費に助成をはかること。
環境保全
- リサイクルプラザ拡充、資源回収機能を充実整備すること。
- 公園の池の水質浄化(洲原池・岩が池・亀城)対策を研究実施すること。
- 可燃ごみ減量化対策・資源リサイクル事業の拡充・強化(資源回収報奨金増額・先進的リサイクルシステムの調査研究・・)をはかること。
- 省エネ製品・環境保全型製品購入に対する補助を拡充すること。
- 公共施設での省エネ製品・環境保全型製品の利用促進をはかること。
- 太陽光発電の普及促進のための対策をはかること。
- 地域緑化事業として地域の広場・沿道に花壇を設置育成する活動を推進・助成すること。
建設・道路
- 通学路の安全対策(車歩道分離・右折帯設置等)をすること。
- 蒲生地区からロックタウンに抜ける通学路整備-拡幅
- 東境町豊田車体北の通学路(車歩道分離)
- 一ツ木町沖田地内の通学路(車歩道分離・街灯設置)
- 逢見山地区 富士塗料横の通学路の整備、(金山用水に蓋)
- 通勤通学用自転車専用道路を整備すること。
- 幹線道路・河川の草刈を早期に実施し年2回実施すること。
- 南北縦貫道路建設推進をはかるとともに、境川堤防を利用する方法の検討をはかること。
- 道路側溝有蓋化を促進すること。
- 名鉄本線富士松駅踏み切り拡幅・改良をすること。
- 東池の開発を推進すること。
- 刈谷ハイウエイオアシスにスマートインターを設置すること
- 国道の新設改良を推進、要望すること。
- 国道155号線JR新幹線下の拡幅
- 国道419号線の高架化すること・暫定整備として四車線化に早期着工すること
- 国道1号線に横断陸橋を建設すること
- 国道155号線(新富~恩田)に地下横断道を建設すること
- 県道の新設改良を推進、要望すること。
- 豊田―刈谷線(広規格にて)
- 刈谷―大府線
- 豊田―知立線
- 名古屋―岡崎線(境川に架橋し豊明まで)
- 半城土―広小路線
- 小垣江―安城線
- 刈谷―東浦線
- 刈谷―知立線
- 知立―東浦線
- 岡崎―豊明線(洲原地区の歩道整備)
- 県道中手新池線の23号までの延伸工事を早期に着手すること
- 市道等生活道路の整備・改良を推進すること。
- (仮称)泉田―今岡線の早期着工
- 元刈谷―重原線の整備促進
- 上重原―野田線の整備促進および南伸
- 野田町中山地内の道路
- 熊線の拡幅と橋梁整備
- 刈谷駅南北道路の早期完了
- 中手―新池線(熊野町7丁目周辺)
- 神明交差点~小高原小学校の歩道整備
- 一色町地内の道路側溝の浚渫
- JR南北横断道路(三又橋北~クリーンセンター北)の早期着工
- 銀座通り(市道2-496・2-485)の拡幅整備を早期実施
- 一ツ木駅踏切からの南伸道路(23号の下を横切る)
- 01-3号の拡幅
都市機能整備
- 刈谷駅北口地区の市街地再開発事業の推進をはかること。
- 地場産業の技術歴史博物館、ものづくり体験など産業拠点プラザを開設
- 通勤動線の整備、ぺデストリアンデッキ(空中回路)の設置
- 刈谷駅南北再開発周辺について整備をはかること。
- エスカレーターの設置(動く歩道)
- 南口ふれあい広場の整備(大型ビジョン、パフォーマンスステージ等)
- 環境対策として壁面緑化、屋内緑化等
- 区画整理事業の推進をはかること。
- 進行中の事業の早期完了
- 重原本町東部地区の新規立ち上げ
- 一里山地区の新規立ち上げ
- 中部地区市街地整備の促進をはかること。
- 新庁舎周辺の総合的整備プランの作成をはかること。
- 庁舎隣地に防災機能を持つ防災公園の整備(ヘリポートを含む)
- 隣地(東陽町)の土地利用
- 刈谷駅から庁舎までの道路拡幅整備、バリアフリー対策
- 豊紡前交差点から市民会館までの道路拡幅
- 庁舎の環境対策として壁面緑化、屋内緑化
- JR逢妻駅北口のバス停周辺、名鉄本線一ッ木駅南側に駐輪場を設置すること。
- JR逢妻駅にエレベーターを設置すること。
- 密集市街地の中心部に住民広場を確保すること。
- 旧ユニー、文助跡地を整備・活用すること。
- 無線塔跡地の利用計画を策定すること。
- 道路・公園・公共建造物をバリアフリー化すること。
建築
- 高層共同住宅建設に対し周辺環境保全のための刈谷市独自の事業者指導基準を設けること。
- 市営住宅老朽化に伴う立替、および勤労者・低所得者向けの住宅対策の見直しをすること。
- 家屋の耐震診断・改修・補強のための助成を増額・強化すること。
河川
- 河川の整備促進・改修・拡幅・浚渫をはかること。
- 境川―浚渫
- 逢妻川―浚渫
- 沢渡川―拡幅・浚渫
- 森前川―改修・浚渫
- 前川―右岸堤防改修
- 発杭川―改修・浚渫
- 下り松川―改修
- 吹戸川―堤防改修
- 御堂添川―改修
- 弁天川―浚渫
- 水干川―排水機自動化、浚渫
- 旧茶屋川を県から早期に移管し整備をはかること。
- 河川整備に当たっては、できるだけ環境に配慮した自然工法を用いること。
- 高水敷の有効活用をはかること。
- 境川上流―スポーツ施設・水辺公園など
- 逢妻川―サイクリングロード
- 沢渡川―サイクリングロード
- 衣浦・刈谷海岸堤防を改修すること。
- 低平地の水害対策事業の早期完了すること。
- 薬師川の水質を浄化すること。
上下水道
- 水道管の耐震対策を推進すること。
- 下水道の事業認可区域(市街化調整区域も含め)を拡大すること。
公園
- 刈谷駅北口に「花広場」を設けること。
- フローラルガーデン依佐美の施設をさらに充実すること。
- 岩が池公園整備事業を推進すること。
- 野田公園にジョギングコースを作ること。
- 沢渡川・吹戸川周辺に遊歩道を整備すること。
- 洲原公園から小堤西池に至る遊歩道を整備し、周辺を湿地緑地公園として整備すること。
- 街区公園にサッカーゴール・バスケットゴール設置すること。
- 亀城・港町に河川敷を利用した水辺公園を整備すること。
- 総合運動公園桜堤に遊歩道(県道横断する)を整備すること。
- 逢妻川堤防の逢妻町・三田町地区を緑地帯とし総合運動公園桜堤に繋がる市民憩いの場として整備すること。
- 総合運動公園駐車場周辺整備
- 駐車場の拡張・出入り口改良・照明設備の増設
- 金山公園の駐車場を拡張すること。
- 亀城公園に遊戯広場をつくること。
教育
- 「放課後子供教室」実施のための大学生・教員OBを活用すること。
- 障害児のための補助教員増員すること。
- 小学校での統合教育を推進すること。
- 小中学校の部活指導員(適切な技術指導のできる指導員)の派遣事業を推進すること。
- 小中学校の部活動備品の更新・充実をはかること。
(特に音楽係部活動の楽器が不足している) - 市内に養護学校を誘致すること。
- 老朽化した体育館の計画的建て替えを推進すること。
- 不登校・いじめ対策として相談員の育成充実をはかること。
生涯学習・文化振興
- 生涯学習推進計画の充実・地域での指導者育成、強化をはかること。
- 総合型スポーツクラブと施設の充実をはかること。
- グラウンドゴルフ場を設置すること。
- 地域毎に多目的グラウンドの充実をはかること。
- 中央図書館の開館時間を延長すること。
- 市民舘の老朽化対策・建替え・設備の更新・補修の助成を増額すること。
- 公民館の運営事業の委託料及び補助金を増額すること。
- 各市民館に軽トラックを配備すること。
- 多目的ドーム、ソフトボール専用球技場を建設すること。
- 亀城公園を刈谷市の歴史文化に触れることができる総合公園として整備すること。
- 北部生涯学習センター大ホールのピアノを更新し、2台配備すること。
- 小垣江山車の補助を増額すること。
- 市民舘の駐車場を拡張すること。
- 集会所建設・改修に対する助成を増額・拡大すること。
- 総合運動公園の人工芝サブグランドに、夜間照明設備、避雷針、退避所を整備すること。
- 総合文化センターの完成に備え、ホール運営の体制・機構を整備すること。
- オープニングセレモニーは地元企業の全面参加を得ながら関係団体、市民参加の盛大な開催を企画すること
- 総合文化センター利用のPR促進
(アンダーラインは新規事業)